全てに連結する世界=死後の世界
作品全てに共通する世界で「死後の世界」が存在する。死後の世界では誰も彼もが同一であり、<BODERLINE>にて登場する主要キャラクターであるリフとマノに裁かれ、輪廻の輪に返される。
詳しくは彼ら2人の設定参照だが、この2人も漠然と巨大でいて偉大な神によって割けられた1つの魂からなっており、それぞれが大鎌を以って善と悪を裁く。
基本的な死後の世界は仏教をモチーフにしている。仏教でいう十界(六道・四聖)の元に成立している。
リフとマノ、それぞれ司るものは対であるが、2人は十界のことは詳しくは知らない。それは偉大なる神自身が決定付けるものであるからだ。
大鎌と軍服、死神のような鎌と西洋のモチーフを使っているのは死者の魂に無駄な抵抗をさせず、己の行く末を諦観させるために神が選んだ。生者が迷い込んだ場合は大鎌で門を作りその間を潜らせて、その者が生を望むか死を望むかで行く末を決めるようになっている。
また稀に六道から抜け出し人間界へと下った者たちは2度とそうなることの無いよう重い鎖を掛けられ、輪廻へと返される。
・神
死後の世界だけでなく、全ての世界を創造し傍観する存在。姿形が絵として現されることはなく、その存在を知っているものは生者にはいない。ただ死者である魂やリフやマノといった特殊な存在だけが神が居ることを知っており、しかしその実態は謎のまま。明かされることは決してない。
それは姿を持たず、声を持たず、ただただ意識の塊で、知識の塊で、世界を傍観し続ける。
神自身が創り出した世界とはいえ、神が直接手を加えたりすることは出来ない。それは神が創り出した絶対の法則であるからだ。
・大鎌
リフとマノが所持している大鎌。死者を善と悪に分別し、生者の道標となる。
赤い石は生命を、緑の石は安らぎを、青い石は冷静を現し、それぞれの魂に与える。
大鎌の姿形は以下の通り。

【完全個人用メモ】
・十界
[地獄界] --- 縛られた不自由さ。自分と他者の破壊。
[餓鬼界] --- 満たされない苦しさ。欲望の奴隷となる。(餓鬼は元々「死者」の意味)
[畜生界] --- 目先の利害に囚われ、理性の働かない愚かさ。本能のままの行動。
(上記の3つをまとめて『三悪道』と総称される)
[修羅界] --- 自分と他者を比較し、争う。内面で自分より優れたものに対し妬み・嫉みを持つ。
(上記4つをまとめて『四悪趣』とも総称される)
[人界] --- 穏やかで平静な状態。
[天界] --- 願いや欲望が満たされ、幸福な状態。
(上記6つを纏めて『六道輪廻』と総称される)
[声聞界] --- 縁覚界と合わせて「二乗」ともいう。様々な人の体験や思想を理解し、向上心にあふれている。
[縁覚界] --- 声聞界と合わせて「二乗」ともいう。何かを創り出すことによって生まれた充実感や喜びを感じている。
[菩薩界] --- 他人を慈しみ、他人の為に労力を惜しまない。自他共の幸福を願う。
[仏界] --- 慈悲の活動を続けながらその力で民衆を救い、戦い続ける。